
3社のハウスメーカーで検討して、ようやく1社に決めたの。だけど、残りの2社に断るのが気まずいわ…。良い方法はないかしら?
こんな悩みを解決するために、わかりやすく記事を書きました。執筆は相談実績15年以上のハウスメーカー出身FP(ファイナンシャルプランナー)が担当しています。



お断りすることになった ハウスメーカーの営業さんとも、できれば円満な関係で終わりたいですよね。
この記事では、ハウスメーカーに対して失礼なく 誠実な断り方を、メール例文を交えて具体的に解説。断るハウスメーカーを迷ったときの判断方法や、ムダな労力を減らすコツも書きました。
適切な断り方を知っておけば、後々のトラブルを防ぎつつ、気まずさを和らげることができますよ。ぜひ、スムーズに断るためのポイントを押さえておきましょう。
今すぐじゃなくても、近い将来 どこかのハウスメーカーを断ることになる人は必見の内容です。
【コピペOK】そのまま使える、ハウスメーカーの断り方(メール例文)





断るの、マジで気が重いです…。営業さん、とてもいい人だし。うちの子どもは なついてたし。たくさん時間も使わせたしなぁ。



すごくわかります。最後2社で迷って住友林業に決めた私の場合、残り1社の営業さんに断りの連絡を入れるとき、胃がキリキリ痛みました。
マイホームを購入するとき、最初から1社しか相談しないケースは稀でしょう。
私のいたミサワホームでも、複数のハウスメーカーと併行して検討するお客さんが大半でした。よほどの「熱狂的なミサワファン」を除けば、ライバル社との競合になるが必然です。
その状況で契約率100%など不可能。つまり、営業さんは 断られるのが日常茶飯事ということでして…。あなたが、それほど気にすることはありません。
ここでは、メールを使った断り方の具体例と、電話フォローのトークスクリプトをご紹介します。
つい先日 私のFP相談にいらしたお客さんも、これらの例文をアレンジして 気が重い作業をサクッと終わらせていましたよ。
メールを利用した断り方(例文)
ハウスメーカーの断り方で重要なのは、記録を残すこと。
あとで「言った」「言ってない」というトラブルを防ぐのに、メールは最適のツールです。
相手への感謝の気持ちを伝えつつ、決断の理由を簡潔に説明しましょう。



うわぁ…、堅い文章を書くのチョー苦手。



そのまま使える例文を用意しました。自由にコピペしてご利用ください。
件名:お世話になったお礼とお断りのご連絡
〇〇ハウス
〇〇〇〇様
お世話になっております。
先日は貴重なお時間を賜り、とても有意義でした。
いつも大変丁寧なご対応と魅力的なご提案をいただき、
非常に感謝しております。
しかしながら、家族と慎重に検討を重ねた結果、
今回は△△ホームと契約することに決定いたしました。
私どものために多くの労力を割いてくださり、
〇〇様には感謝の気持ちでいっぱいです。
今後とも、より一層のご活躍をお祈り申し上げます。
これまで本当にありがとうございました。
〇〇〇〇(あなたの名前)
このメール例文では、相手に対する敬意と感謝をしっかりと伝えつつ、自分の意思を明確に示しています。
営業マンが いちばん気になるのは「どのライバルと契約するのか」ということ。しかも、会社から報告を求められるのは 間違いありません。
どうせ質問されるのですから、断りメールの文面に最初から記載しておきましょう。
電話でフォローする(トーク例)



メールで断るのは、なんだか失礼じゃないかしら?



そうかもしれません。何度も打合せに時間を割いてもらったハウスメーカーには、メール送信後に電話でフォローすると良いでしょう。
電話が苦手じゃなければ、ぜひ実行してほしい方法です。
相手に対してリアルタイムの反応が求められる電話では、事前に話す内容を準備しておくと良いでしょう。以下に電話でのトーク例をご紹介します。
あなた「お世話になっております。〇〇です。先日お送りしたメールはご覧になりましたでしょうか?」
営業さん「はい、拝見しました」
あなた「大変お世話になったにもかかわらず、このような心苦しいご連絡となり恐縮です。丁寧にご対応いただいたことに心から感謝しております。」
営業さん「とんでもございません。△△ホームさんで素敵なお家を建ててくださいね。」
あなた「はい。今回の決定については、家族と慎重に話し合った結果ですので、どうかご理解いただければと思います。くれぐれもお体を大切にされてご活躍ください。ありがとうございました。」
営業さん「こちらこそ、ありがとうございました。」
なお、電話がムリな人はメールだけでもOKです。
私が住宅展示場のFP相談を担当していたときも、メール連絡だけで断られていた営業さんは たくさんいましたよ。
ハウスメーカーの営業さんに聞いた「上手な断り方」


ミサワホーム在籍時、住宅展示場のFP時代、家づくり相談の同行先など、これまでたくさんのハウスメーカー営業さんと知り合い、そのなかの何人かは 今でも親交があります。



そこで、これまで数多く断られてきた彼らに「上手な断り方」を聞いてみました。
さすが経験者!と唸る内容でしたので、早速お伝えしていきましょう。
先延ばし厳禁!断ることが決まったら、すぐに伝えよう



音信不通がいちばん困るよ。断られるなら早いほうが、キズも浅くて済むしね。
断ることが決まったら、できるだけ早くハウスメーカーの営業さんに伝えてください。
先延ばしにすると、さらに相手の時間や労力をムダにしてしまいます。
あなたを見込み客から外すことで、営業さんも別のお客さまへ集中できるようになり、仕事の成果も上がるでしょう。
けっして次の面談まで待ってはいけません。とにかく、スピードが重要です。



私も、住友林業に決めた直後の住宅展示場から、残りの1社に断りの連絡を入れました。
まずはメールで伝え、電話でフォローしよう



電話でいきなり断られるより、事前にメール連絡をもらったほうが心の準備ができるよ。ただ、やっぱりメールだけじゃ寂しいかも。
いつもニコニコしている営業さんでも、お客さんから断られたら落ち込みます。でも、メールなら顔を見られずに済むから、営業さんも気がラクなんですね。
記録が残るメールは、そのまま上司に転送報告できるのも便利。ぜんぜん失礼じゃありません。
とはいえ、誠意が伝えやすいのは、やはり電話でしょう。直接 声を聞けると、営業さんも嬉しいそうですよ。
相手に敬意が伝わるよう、感謝の気持ちを表現する



営業マンを見下すお客さんに出会うと悲しくなるね。「売り手」と「買い手」は対等な立場だと思うんだ。
断るときは、必ず相手への感謝の気持ちを表現してください。
たとえば、「今まで丁寧にご対応いただき、ありがとうございました」という一言を添えるだけでも、敬意は伝わります。
ハウスメーカーの営業さんは、あなたの要望に応じて 多大な時間と労力をかけてくれたはず。
それが仕事とはいえ、努力に対して礼を尽くすのは、至極当然のことです。
具体的な理由を説明すれば、納得してもらいやすい



断る理由をハッキリ伝えてもらえると納得できる。じゃないと「なんで断られたんだろう?」って、モヤモヤするからね。
断りのメールには、できるだけ具体的な理由を書きましょう。
たとえば「家族と話し合った結果、〇〇ハウスと契約することに決めました」といった文面で、なぜ断るのかを簡潔に伝えれば、ハウスメーカーの営業さんも納得しやすくなります。
他社と契約することにしたのなら、もう追いかけても仕方ありません。
未練を残されないよう、ハッキリした断り方をする



「条件次第では、まだ脈あり?」みたいな断り方はやめてほしい。どうせ断るならズバッ!とお願いします。
営業さんに「交渉の余地を感じさせない」ことも重要です。
曖昧な言い方はもちろん、「予算が合わず」とか「他社の値引き額が大きく」といった理由は、相手が未練を残すもの。もしかしたら、再度の提案(プラン変更やコストダウン)をされるかもしれません。
断るときは、「他社に決定しました」や「家族全員で決めた結論です」といった、キッパリした表現を使ってください。
ここに気をつけて!ハウスメーカーの断り方


断り方に失敗したせいで、ハウスメーカーの営業さんとトラブルになるケースがあります。



私が住宅展示場でFP相談を担当していたとき、険悪な雰囲気の面談に何度も同席しました。
ときには 双方が興奮して 声を荒げるシーンも(正直、帰りたくなりました…。)
そんな事態を避けるためにも、ハウスメーカーの断り方として気をつけてほしいポイントをご紹介します。
フェイドアウトしない(連絡無視は関係が悪化するだけ)
いちばんNGなのはフェイドアウト。いわゆる自然消滅を図ろうとする行為です。
自分から断りを入れるのでもなく、相手の連絡も無視し続けるなんて卑怯だと思いませんか?



「断るの気まずいなぁ」と思ってたら、どんどん時間が経っちゃって…。
ハウスメーカーの営業さんの気持ちになってみればわかります。
いつ電話しても出ない。何度メールしても返信をくれない。これでは相当ストレスもたまるでしょう。



こっちの手間も考えてよ。ちゃんと断ってくれればいいのに…。もう、ほんと面倒くさい!
相手に迷惑をかけるのはやめましょう。ハウスメーカーの営業さんも、仕事で連絡しているだけなのですから。
違約金で泣かないよう、仮契約の書面は熟読する
仮契約を結ぶ際には、違約金や解約条件についてしっかりと確認してください。



断りの連絡を入れたら「違約金を払ってください」だって…。どうしたらいいの?



先日のFP相談で、こんな事例がありました。
「打合せを進めるために必要な仮契約ですから、そんなに深刻に考えなくて大丈夫です。」(ハウスメーカー)
→ たいした説明も受けず、契約書に署名と押印をしてしまう。
→ 後日、他社と契約する旨を伝えると、違約金を請求される。
→ 驚いて契約書を確認すると「契約破棄の場合、ハウスメーカーの逸失利益として(相談者が)請負金額の20%(税抜)を違約金として支払う」と明記されていた。
このケースでは、相談者が説明を受けていなかったことを根拠として、契約書を無効とするよう ハウスメーカーと話し合いました。結果、申し出は認められ、相談者は違約金を払わずに済んだのです。
しかし、毎回このように上手くいくとは限りません。署名や押印を求められても その場では対応せず、書類を家に持ち帰ってください。落ち着いた環境で熟読すれば、冷静な判断ができるでしょう。
なお、詳細な図面を作成してもらう前に10万円程度の申込金を請求されるケースがあります。



断ったとき、その10万円は返してもらえるの?



いいえ。そのまま契約すれば請負金額に組み込まれますが、キャンセル時には戻ってこないのが一般的です。


トラブル時に自分の味方になってくれるプロを見つける
うまく断れる自信がない人は、信頼できるプロのサポートを受けてください。
家づくりをサポートするサービスを利用したり、マイホーム購入を得意とするFPに相談するのが良いでしょう。



なるほど! プロの経験や知識を借りれたら安心よね。
とくにトラブル時は、あなたの味方になってくれるプロの存在が 有難く感じるものです。



私もFP事務所を15年経営し、マイホーム購入をたくさんサポートしてきました。よろしければ、公式サイトをご覧ください。
ハウスメーカーとの打ち合わせにプロが同席することで、有利な条件を引き出せることも珍しくありませんよ。


断るハウスメーカーは少ないほうがラク! ムダな労力を減らす方法


ハウスメーカーを断るのは、ほんとうに気が重いですよね。



なんだか、住宅展示場へ行ったり ハウスメーカーの資料を請求したりするのが億劫になってきたわ…。
ムダな時間と労力を省くためにも、断るハウスメーカーを少なくする方法をご紹介します。
ライフプランを作って予算を明確にする
予算がハッキリしていれば、条件に合わないハウスメーカーを除外できます。そのぶん、ムダな打ち合わせや 断る手間を減らせるでしょう。



マイホームを建てたあとの生活が 住宅ローン返済の犠牲にならないように、住宅ローンの借入額を決めてください。
具体的には、FPにライフプランを作ってもらうといいですよ。
・将来どんな生活がしたい?
・子どもには、どんな教育を受けさせたい?
・収入の変化は?
・家族のイベントは(たとえば旅行)?
・年金はどのくら受け取れるのか?
・今の保険でリスクはカバーされているか?
・どれくらいの周期でクルマを買い替えるのか?
・家族のお小遣いは?
・趣味はどんなことで、いくらかかる?
・ペットを飼う予定はある?
【ライフプランのキャッシュフロー表】




人生すべての時点における収支がどうなっているのか。根拠のある数値で把握できるのがライフプランです。



なんだか怖いわね…。「将来お金に困ります」って結果が出たらどうしよう?



それが今わかったのならラッキーじゃないですか? ハウスメーカーと契約したあとでは手遅れです。
ライフプランの結果次第では、つらい判断を迫られるケースもあるでしょう。
私のFP相談では、注文住宅を断念して、建売住宅やマンションに切り替えた人もいました。
でも、その人たちは お金の不安を抱えることもなく、とても幸せそうに暮らしています。
いっぽう、(将来設計をせずに家を買って)住宅ローン返済が苦しくなり、FPの私に助けを求めてくる人もいます。
正解がどちらなのかは、言うまでもありません。



私のFP事務所でも、これまでの15年間で たくさんのライフプランをお作りしてきました。よろしければ、公式サイトをご覧ください。
なお、住友林業の紹介制度(紹介割引)を当サイト経由でご利用いただくと、ライフプラン(33,000円相当)を無料で作成! そのほかにも お得な特典をゲットできますよ。
\ 無料でライフプランを作ってもらおう /
特典の詳しい内容は以下の記事をご覧ください。


「どんな暮らしをしたいのか」をイメージして “こだわり条件” を決める
マイホームの購入は、理想の生活を送るための手段です。けっして、目的ではありません。
あなたは、なぜ家が欲しいのですか?
きっと、「こういう暮らしがしたいから」という理由があるはず。それを箇条書きにしてください。



そのとき、「譲れない条件」と「できれば実現したい条件」に仕分けしておくのがオススメ。
【譲れない条件】
・吹き抜け
・明るいリビング(大きな窓)
・アイランドキッチン
・柱のない大空間LDK(20畳くらい)
・LDKに小上がりの和室がほしい
【できれば実現したい条件】
・太陽光発電
・床暖房
・ウォークインクローゼット
・土間収納
・露天風呂のような明るいバスルーム



子どもを遊ばせながら家事ができるキッチンは、ぜったい譲れないわ!
その調子です。思いついたことをドンドン書き出していきましょう。
2種類に仕分けしておくと、予算が足らないときに役立ちます。当然ながら、削るのは「できれば実現したい条件」の中から選んでくださいね。
こだわり条件がはっきりしていれば、それを満たすメーカーは必然的に決まるので、あとで断るハウスメーカーが少なくなりますよ。



我が家の「譲れない条件」は、大きな吹き抜け。これだけで、ずいぶんハウスメーカーを絞れましたよ。


口コミサイトを利用するなら慎重に
ハウスメーカーを絞り込むのに 口コミサイトは便利ですが、必ずしも信頼できる情報源とは限りません。



知り合いの営業さんの話では、ハウスメーカー宛に届くDMには こんなものがあるそうです。
口コミサイトに悪口が書かれていませんか? 弊社にお任せいただければ、すべて削除します
御社のご要望に応じて、良い評判をサイトに書き込みます
同じようなDMが頻繁に届くのだとか…。口コミサイトの評判を鵜呑みにしてはいけないことが、おわかりいただけるでしょう。



ふだんの買い物では、役に立つことが多いんだけどなぁ…。
もちろん、価値のある情報を見つけることもできますよ。
たとえば、口コミサイトで指摘されていること控えておき、そのハウスメーカーを訪問したときに質問してみては?



実はこれ、私が昔からやっている方法なんです。
まったくのガセ情報もあれば、知られざる真実もあって、いつも収穫の多い時間を過ごせています。あなたも是非、お試しください。


営業マンに会わない方法で、効率よく情報を集める
気になるハウスメーカーを何社も訪問し、営業マンと何時間も打合せをするのは大変ですよね。いくら「いい家を建てるため」といっても、疲れ果ててしまいます。
しかも、契約する1社以外は、すべて断らなければなりません。



想像するだけで憂鬱だわ…。営業マンに会わないで資料をもらう方法はないのかしら?
そんなときは無料の一括資料請求
★無料の一括資料請求


この方法なら、興味のないハウスメーカーに時間を割くことはないし、断る手間も省けますね。


どちらのハウスメーカーを断るべきか迷ったとき


私の場合、最後に残った2社のどちらにするか、ほんとうに迷いました。
もしかしたら、あなたも同じ状況に遭遇するかもしれません。先輩の体験談として参考にしてください。
誠意のあるハウスメーカーを選ぶ
自分たちを必要以上にアピールしない、謙虚なハウスメーカーを選びましょう。
謙虚でいられるのは、自信があるから。そして、自信があれば 余裕をもって誠意のある対応ができるんです。



でも、迷ってる2社はどちらも誠意があるように見えるわ…。



「家を買う」という意識を捨てて、数千万円の大金を預ける会社だと考えてください。しかも、預けたお金は戻ってきません。
相手を見るときの意識を変えると、観察力の感度が高まりますよ。
それと、これだけは間違えないでください。
選ぶのは「ハウスメーカー」であって、「営業さん(個人)」ではありません。
たしかに営業さんは誠実な方が多い。でも、その人がずっとあなたに寄り添ってくれるとは限らないのです。
配置転換や転職の可能性に加えて、営業さんではどうしようもないことが起きるかもしれない。
そのとき、ハウスメーカーが誠実でなければ、満足な対応はしてもらえないでしょう。


家を建てた人に話を聞く
迷ってるハウスメーカーで家を建てた人が身近にいれば、ぜひ話を聞いてください。
それがムリなら、ブログを読んでみましょう。Googleの検索窓に「(ハウスメーカー名) 施主 ブログ」と打ち込めば、山ほどヒットします。





こんなにたくさん! 次ページ以降も どんどん出てくるわ。
家は建ててみないとわからないことが、じつに多いもの。
実際に住んでみて、「良かったところ」、「悪かったところ」を、先輩たちが赤裸々に綴っています。



「自分がマイホームで暮らすシーン」を想像しながら読むのがオススメです。


「ムリ」「できない」と答えるハウスメーカーは断る
お客さまを大切にするハウスメーカーは、「ムリです」「できません」という言葉を使いません。



え…。どういうこと? そんなの、いっぱい言われたけど。
もちろん、家づくりのプロから見てムリなものはあります。
たとえば、「家の強度が保てない」、「建築法上の問題が生じる」、「予算内では実現不可能」など。お客さんは、いわば“家づくりの素人”ですから、突拍子もないことを言い出すのは仕方ないでしょう。



そんなとき、「そうしたいのは、なぜですか?」と質問してくるのが、本当のプロです。
さぁ、理由がわかれば それを実現するのが、腕の見せどころ。
「この方法はどうでしょう? きっとご要望を満たせると思います」
こういう代替案を提案してくれるハウスメーカーを選んでください。
他社を批判しなかったほうのハウスメーカーに決める
どうしても迷って決められないとき、とっておきの方法があります。
それは、「ハウスメーカーの営業さんに相談してみる」です。



それはダメでしょう…。「ウチと契約して」って言われるに決まってるじゃん。



いいえ、そうではなくて。どちらか片方が相手のハウスメーカーを批判したら、批判しなかったほうを選べばいいんです。
簡単でしょ? 私はこれで、スッキリ決められました。
もし どちらも相手を批判しなかったら、2社とも素晴らしいハウスメーカーです。どちらと契約しても後悔しないでしょう。あなたの直感で決めて大丈夫。
では、どちらも相手を批判したら? 残念ですが、別のハウスメーカーを探しましょう。


よくある質問(ハウスメーカーの断り方 関連)
- しつこい営業マンを撃退する方法を教えてください
-
「すでに〇〇ハウスと契約しました」など、しつこく営業しても意味がないことを告げてください。それでもダメなら、勤務先ハウスメーカーのお客様相談室へ報告する旨を伝えれば、電話がかかってこなくなります。
- 資料を返却してほしいと言われたけど、従わないとダメですか?
-
私も同じことを言われて返却しました。理由は「間取りプランなどを他社に流用されないため」とのこと。断ったハウスメーカーの資料を持っていても利用価値はありませんから、素直に返却してください。
- 断った営業マンからの電話には出た方がいいでしょうか?
-
電話が苦手な人は出なくてもいいでしょう。あなたが押しに弱いタイプなら、もう一度会うことになるかもしれません。感謝の気持ちと、電話連絡が不要である旨をメールで伝えれば充分です。
- LINEで断ってもいいですか?
-
最近は「お客さんとの連絡方法はLINE」というハウスメーカーも増えました。その場合は普段から使っているコミュニケーション手段なので、LINEで断っても大丈夫です。
- 断りのメールを入れたのに返信がありません。フォローしたほうがいいでしょうか?
-
不要です。メールは送信記録が残りますから、放置で問題ありません。もし不安なら、上司など(同じハウスメーカーの人なら誰でもOK)のメールアドレス宛にもCCを入れて、再送しておくと良いでしょう。
- お詫びの品を渡したほうがいいですか?
-
必要ありません。ハウスメーカーの営業さんは、断られることに慣れているため、礼儀正しい連絡があれば充分です。お詫びの品を送るよりも、感謝の気持ちを丁寧に伝えてください。


まとめ:ハウスメーカーの断り方は、礼儀正しさを重んじよう
ハウスメーカーへの断り方は、誰もが一度は悩むもの。
でも 適切なメールを送れば、円満な雰囲気でスッキリ終了できますよ。



すごく気が重かったけど、なんかやる気が出てきた(笑)。がんばって断りのメールを送るわ!
その勢いでサクッとメールを送りましょう。あなたの家づくりが順調に進むことを心より願っています。



マイホーム購入やライフプランニングのお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。私が運営するFP事務所の公式サイトはこちらです。
最後にもういちど、ポイントのおさらいをどうぞ。
・ハウスメーカーの営業さんは 断られるのが日常茶飯事。それほど気にすることはない。
・断ることが決まったら、できるだけ早くハウスメーカーの営業さんに伝える。
・電話でいきなり断るより、メールのほうが営業さんも冷静に対応できる。
・断るときは、「他社に決定しました」など、もう見込みがないことを伝える。
・いちばんNGなのはフェイドアウト。これほど相手に迷惑をかける行為はない。